紙パック事業紙パックのリサイクルについて

紙パック事業本部は牛乳パックを主力に扱っています。また、主要原料の紙は良質なパルプから作られています。
牛乳パックに使用される紙の原料は主に針葉樹であり、北米、北欧の植林樹木が使われています。そしてこれら樹木の主要部分は伐採後、住宅や家具などに使われる材木や合板になり、残った端材、おがくずなどがパルプになり、紙として生まれ変わります。
特に、牛乳パックの原料は古紙が一切含まれていないバージンパルプから作られている為、大変良質な製紙原料となります。
日本では1984年山梨県大月市の主婦平井初美さん[全国牛乳パックの再利用を考える連絡会(全国パック連)初代代表]が牛乳パックの貴重なパルプを資源として、また、子供たちへの物の大切さ、リサイクルの重要さを教育する教材としてリサイクル活動を始められたことからはじまり現在では、全国規模の活動になっています。
一方、製紙業界では、特に家庭紙メーカー(丸富製紙(株)静岡県富士市)が早い時期からこの回収パックの使用に着目し、再生利用に協力してきました。今では重要な原料として多くのメーカーで使われています。この事は、針葉樹の伐採使用がその分節約されている事になり、こうした面からも地球環境の維持に寄与していると言えるのではないでしょうか。

紙パックの特徴

  • 安全で衛生的である
  • 遮光性が高い
  • 印刷して情報を伝達できる
  • 輸送効率が良く輸送エネルギーを節約できる
  • デザインや容量が自由に選べる
  • 軽量でコンパクト、持ち運びがしやすい
  • 飲んだあとは簡単にたためてかさばらない
  • リサイクルできる

紙パックのリサイクルフロー

紙パックの製造から消費、回収、再生までの流れは図のようになります。使用済み紙パック回収率は34.2%。紙パック全体の回収率は43.1%です。かけがえのない資源をむだなく効率的に生かすためにも、私たちひとりひとりが理解・協力して回収率をさらにアップさせていくことが大切です。

当社が会員となっている「全国牛乳容器環境協議会」では牛乳パックのリサイクルを推進しており、2020年度までに紙パックの回収率を50%以上とする目標を設定しています。同協会の会員である、乳業メーカー、紙パックメーカー、関係団体、そして再生紙メーカーと共に、消費者等への普及啓発活動の一層の活発化を図り、紙パックリサイクル講習会や回収システムの普及拡大等、様々な活動を展開しています。

回収量のデータ等、詳細は 全国牛乳容器環境協議会のホームページ をご覧ください。

紙パックの製造からリサイクルまでのフロー

回収率の推移 -リサイクル商品を使うこともとても大切-

紙パックの回収率は近年横ばい傾向にあります。回収率をもっとアップさせるために、ひとりひとりが努力したいものです。 たかが紙パック、されど紙パック。紙はリサイクルできる効率の良い資源です。
紙パックのリサイクルを拡大するためには、再生品をこれまで以上に使っていくことも大切です。

紙パックの再生品は、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどに生まれ変わっています。

  • 再資源化したときに発生する紙パックのラミネートポリ等の残渣は、熱回収されています。
  • ここでいう「紙パック」とは、「アルミ付紙パック以外の飲料用紙容器」の総称です。

(資料:全国牛乳容器環境協議会)