2001年7月18日

岩沼工場に新填料製造設備の設置を決定

大昭和製紙株式会社

日本ユニパックホールディンググループの大昭和製紙(株)は岩沼工場に新填料製造設備を設置することを決定しました。

これまでの填料は通称ホワイトカーボンと呼ばれシリカ(SiO・nH0)の微粒子で、紙中に充填することにより紙の不透明性を高めインクの吸収性を改善する効果があります。新聞用紙の軽量化、古紙パルプの配合率増加とともに使用量が増えています。

今回の新填料製造設備は日本製紙が開発したもので、これまでの製法に比べてより細かで多孔質の粒子の製造が可能となり、既に日本製紙(株)釧路工場で稼動し新聞用紙の品質向上に寄与しています。

岩沼工場では28億円をかけて古紙処理設備を改造中で、平成14年6月には古紙パルプ配合率65%以上を計画しており、高品質の新填料の使用により新聞用紙品質の飛躍的な向上が期待できます。

新填料製造設備の設置は、日本製紙と大昭和製紙との事業統合に伴う技術移転であり、今回の設備で製造される新填料は日本ユニパックホールディンググループの東北地区各工場でも使用されるなど、大きな成果が期待されています。

設備投資金額は840百万円、生産能力750t/月、平成14年3月完成を目指しています。

 
以上