2002年1月7日

勇払・八代・岩沼・白老で古紙パルプ設備を増設
~新聞用紙の古紙パルプ配合率を最大80%へ増配~

日本ユニパックホールディンググループ
日本製紙株式会社
大昭和製紙株式会社
日本紙共販株式会社

本文日本ユニパックホールディンググループの日本製紙と大昭和製紙は、環境に対する社会的ニーズに応えて、次の4工場において、古紙パルプ設備を増設し、新聞用紙へのさらなる古紙パルプ高配合を実現いたします。特に、日本製紙では、背糊のついた雑誌古紙などの低グレード雑誌古紙を製紙原料として利用できる技術を活用しており、投資金額は4工場合わせて約59億円、設備能力は400トン/日増強されます。

<今回の増産による各設備の能力変化>

工場
現生産能力
増産後生産能力
設備投資額
完成予定年月
勇払工場
230トン/日

340トン/日

(+110トン/日)

約15億円
平成14年6月
八代工場
500トン/日

600トン/日

(+100トン/日)

約12億円
平成14年6月

岩沼工場*

800トン/日

940トン/日

(+140トン/日)

約25億円
平成14年4月
白老工場
120トン/日

170トン/日

(+50トン/日)

約7億円
平成13年12月

*但し、岩沼工場の+80トン /日分は平成13年10月に既に完成しております。

日本製紙では、国内で生産する新聞用紙の古紙パルプ配合率について、すでに平成12年度内に約70%を達成し、技術的には80%まで高める技術を獲得しておりましたが、今回の設備投資により、生産しているすべての新聞用紙への高配合が可能となりました。平均75%、最大80%まで高めることができるようになります。一方、大昭和製紙の岩沼工場では65%以上に、白老工場では70%以上に引き上げることが可能となります。

なお、両社は、今回の4工場以外についても、日本製紙の釧路工場(北海道釧路市)・石巻工場(宮城県石巻市)・伏木工場(富山県高岡市)、並びに大昭和製紙の本社工場富士事業所(静岡県富士市)の各工場において、新聞用紙への古紙パルプ高配合化をすでに実現しております。

 
以上