2003年3月24日

段ボール事業の強化について

日本ユニパックホールディンググループ
日本板紙株式会社

日本ユニパックホールディングは、グループ各事業の強化と経営の効率化をはかるため、グループ内事業別再編成を進めております。
 昨年10月に日本製紙の多角化3部門(液体紙容器事業、木材事業、化成品事業)を分社・再編しました。また、グループのコア事業である洋紙事業の一元化(日本製紙、大昭和製紙(除く板紙事業)、日本紙共販の3社合併)と、段ボール原紙を軸とした板紙事業の一元化(日本大昭和板紙を核として生販一体)は、既に発表したとおり、本年4月1日付けで実施致します。

 また、段原紙事業強化と併せて検討して参りました当社グループの段ボール事業については、下記のとおり、日本板紙傘下の段ボール子会社の再編・統廃合と、段ボール加工大手メーカーとの業務提携により事業の強化を図ることとしました。
 こうした諸施策を通じて、段ボール事業の厳しい経営環境の下で早期に経営を安定させ、顧客の皆様にこれまで以上にきめ細かいサービスを提供してゆけるものと確信しております。

 また、日本板紙は「段原紙を核とする板紙事業」と「傘下の段ボール事業」の両面にわたり強化策を早期に実現し、グループ全体の収益向上に貢献することで、日本ユニパックホールディング株主の皆様のご期待にもお応えしてゆく所存です。
 引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

1.グループ段ボール8社の生産体制再構築
 (1)段ボール8社の統合
生産、販売体制のスリム化によるコスト削減と経営資源の一元化を図るため、日本板紙(株)段ボール事業統括本部を含めて1社に統合する。

新会社名 日板パッケージ株式会社
存続会社 ケージーパック株式会社
本社所在地 東京都
社  長 加賀谷 滋(日本板紙株式会社常務取締役)
統合時期 2003年10月1日
資本金、合併比率、役員、組織については未定
新会社概要 売上 約300億円 従業員1,020名(パート含む)
【資料】「段ボール8社の概要」

 (2)段ボール事業の生産体制再構築
各地域で近接する生産拠点の統廃合を実施し、操業率の向上及び人員の削減による生産性の向上を図る。

実施時期 新体制発足までに具体策を決定(2003年度下期中に実行)
目標人員 約780名(削減予定人員:約240名)
効果金額 年間 約15億円

2.東罐興業との業務提携
 段ボール業界において、より事業基盤を強固にするため、日本板紙株式会社と東罐興業株式会社は、段ボール事業について業務提携を進めることで合意しました。

・ 業務提携内容 業務提携に関するお知らせをご参照下さい。

【資料】 「業務提携に関するお知らせ」
「東罐興業株式会社の概要」

段ボール8社の概要

  2001年度
人員数 事業所
資本金
(百万円)
売上高
(百万円)
十條東段ボール株式会社
 ・本社:福島県いわき市
60 1,872 86 勿来(福島県いわき市)
高畠(山形県東置賜郡)
ケージーパック株式会社
 ・本社:埼玉県草加市
306 13,753 379 東京(埼玉県草加市)
富士(静岡県富士市)
関西(滋賀県草津市)
日板パッケージ東京株式会社
 ・本社:千葉県松戸市
440 4,961 182 松戸(千葉県松戸市)
古河(茨城県猿島郡)
サンミック千代田段ボール株式会社
 ・本社:東京都千代田区
310 1,853 58 東京(神奈川県愛甲郡)
十條段ボール株式会社
 ・本社:大阪府門真市
100 2,825 95 大阪(大阪府門真市)
名古屋(愛知県安城市)
中部段ボール株式会社
 ・本社:愛知県春日井市
200 1,788 74 愛知県春日井市
後藤段ボール株式会社
 ・本社:岐阜県本巣郡
90 1,103 77 岐阜県本巣郡
日板パッケージ京都株式会社
 ・本社:京都府久世郡
80 1,431 55 京都府久世郡
合計
(日本板紙)
1,586 29,586 1,006
(15)
 
    1,021  

 
以上