2003年12月5日

中国での飲料用紙容器製造販売の合弁事業に合意

日本製紙グループ
日本紙パック株式会社

日本製紙グループの日本紙パック株式会社(本社:東京都新宿区 社長:臼井 征之)は、エロパック社(Elopak As 注1)と、中国における合弁事業契約を締結しました。

エロパック社と当社は、共同持株会社のエロパック日本紙パックホールディング(Elopak Nippon Paper-Pak Holding B.V.)をオランダに設立し、中国での飲料用紙容器の製造販売はその100%子会社となるエロパックチャイナ社(Elopak China Ltd.)が行います。
中国現地工場の生産能力は年間5億個で、2004年末の生産開始を予定しています。なお、初年度となる2005年の販売量は1億6千万個を見込んでいます。
中国で製造販売するのは、当社がピュアパック(PURE-PAK 注2)のブランドで製造販売している屋根型(ゲーブルトップ)の飲料用紙容器で、牛乳パックとして広く普及しています。

中国の飲料容器は、缶、ビン、プラスチック、ビニールが主流ですが、近年の所得水準の高まりとともに、高級イメージのある紙素材へのシフトが進んでおり、今後も高い市場の伸びが見込めるため、今回の合弁事業に参加することを決定しました。

【合弁事業概要】
 1. 出資総額:約1千8百万US$(円貨約20億円)
 2. 出資比率:日本紙パック25%、エロパック75%
 3. 工場立地:上海地区

(注1)エロパック社: 本社ノルウェー スピッケスタット市、売上高615億円(2002年)  世界的な飲料用包装容器のシステム・サプライヤー(包材、充填機の開発から製造・販売・メンテナ ンスまで行う)。屋根型の飲料用紙容器では、インターナショナルペーパー社に次ぎ世界第二位、欧州では第一位のシェア。

(注2)ピュアパック: エロパック社が所有する飲料用屋根型紙容器の商標およびノウハウで、全世界にライセンス供給している。日本では1965年以来、当社が独占的に製造・販売し、飲料用屋根型紙容器では国内トップシェア。

 
以上