2004年12月22日

白老工場のパルプ設備をECF化

日本製紙株式会社

日本製紙(社長:三好孝彦)は、白老工場(北海道白老郡)のクラフトパルプ製造設備のECF化(塩素ガスを使用しない漂白法)を決定しました。今回の工事は約15億円の設備投資を行い、2004年12月着工、2005年11月完成を予定しています。

ECF化においては二酸化塩素を使用した漂白法を採用します。これにより、塩素ガス・次亜塩素酸塩の使用量をゼロにすることで、クロロホルムなどの有機塩素化合物の発生を大幅に削減し、環境負荷を軽減することが可能です。あわせて二酸化塩素の自製設備を更新し、製法転換・高効率化を行うことで、漂白システム全体の操業効率・漂白効率の向上を図ります。

当社は、自然と調和する持続可能な企業活動を目指す「日本製紙環境憲章」に則って、クラフトパルプ漂白法のECF化を積極的に推進しており、2005年度中に日本製紙グループでのECF化率は約85%となり、より一層の環境負荷の軽減を図ることができます。今後も、日本製紙グループの中核企業として環境と共生する事業活動をさらに推進することにより、これまで以上に社会の持続的発展に寄与していきます。

 
以上