2005年2月2日

十條サーマル社が感熱紙の生産能力を倍増

日本製紙株式会社

日本製紙(社長:三好孝彦)が合弁で設立し感熱紙を生産している十條サーマル社(フィンランド)は、現在の生産能力を倍増(70千トン/年)することを株主間で合意しました。 新たに増設するコーターは、2006年前半に運転を開始する予定です。

十條サーマル社は、日本製紙の技術協力によりフィンランドの南西に位置するカウツアで感熱紙の生産を行っており、小売、配送用などのラベル用途では欧州を代表する感熱紙メーカーに成長し、レジやFAX、その他特殊用途においても、その優れた品質から高い評価を得ています。また、欧州の感熱紙市場は順調に成長を続けており、将来的にも一層の市場の拡大が期待できます。今回の能力増強により、同社は、感熱紙メーカーとして世界的地位を確立します。
日本製紙は、今後も高付加価値製品を中心に欧州事業の拡大・発展を図ります。

【十條サーマル社】
会社名Jujo Thermal Oy (略称JTOy)
会社設立1992年7月
資本金約12,610千ユーロ (約17億円)
出資比率当社 約41.7%、Ahlstrom Corporation約41.7%、三井物産 約16.6%
所在地Paperitehtaantie15 FIN-27500 Kauttua, Finland (ヘルシンキ北西200km)
生産量感熱紙36千トン/年

 
以上