2005年2月23日

北山社有林を日本建築専門学校の学習林として公開

日本製紙株式会社

間伐後の林内
間伐後の林内

日本製紙(社長:三好孝彦)は、北山社有林(静岡県富士宮市、670へタール)を、学校法人富嶽学園・日本建築専門学校(静岡県富士宮市、理事長:渡邉 益男)の学習教材として公開することにしました。これは、当社が日本国内に所有する社有林を、地域社会と連携し、社会教育の場として提供するものです。

北山社有林は富士山の南西部に位置し、蓄積量は約14万立方メートル、樹齢40年以上のスギ・ヒノキを中心とした針葉樹の人工林が大半を占めています。建築用材向けの良質な木材を、傾斜が緩やかな斜面で効率良く持続的に生産・収穫することが可能な森林です。2003年12月には、日本独自の森林認証SGEC(『緑の循環』認証会議)を取得し、豊かな自然環境と持続的な木材生産を両立させ、健全な森林管理を行っていることが認証されました。

日本建築専門学校は、日本の伝統的な建築工法を継承する技術者の育成を目指して、菊池建設株式会社(本社:静岡県静岡市、社長:中尾由一)創業社長・故菊池安治棟梁により1987年に設立されました。同校は国内で唯一木造建築の理論と技術を学ぶことができる4年制専門学校であり、2004年度からは「森林資源学」の科目を新設し、将来の技術者が森林について学習するカリキュラムをスタートさせています。今後は、実際に建築用木材を供給している北山社有林を学習フィールドとして、適切な森林管理と木材の生産に至るまでの過程を実地で学ぶことができるようになります。

※日本建築専門学校 : http://www.nihonkenchiku.ac.jp/
※菊池建設株式会社 : http://www.kikuchi-kensetsu.co.jp/

 
以上