2005年3月15日

勿来工場排水への水銀漏出とその対策

日本製紙株式会社

当社勿来工場(福島県いわき市 工場長:岩瀬広徳)排水の影響により、いわき市による蛭田川水質検査で0.0053mg/l(環境基準0.0005mg/l以下)の水銀が検出されました。
 
3月2日、市の立ち入り調査により、勿来工場の排水に排水基準以下ではありますが水銀が含まれていることが確認され、その発生源はボイラー排気ガスを洗浄する装置(スクラバー)からの排水であることが判明しました。
緊急対策として、スクラバーからの排水経路に水銀を除去するための活性炭による設備を設置し、排水管理を強化しました。その結果3月3日の市の測定では、蛭田川の水質は環境基準を満たしています。
更に、ボイラー燃料に使用している木屑の中に水銀で汚染されたものが混入し排水に影響した可能性が高いこと、また行政の指導もあり、3月7日より木屑の使用を中断しています。
現在当社の測定で、工場排水中の水銀は環境基準を満たす水準で推移しています。
 
今後は原因の把握と対策について十分に検討を行い、行政の指導も頂きながら対応を進めてまいります。
今回は大変ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。当社は今後も環境に十分配慮した事業活動を行ってまいります。

 
以上