2007年4月19日

森林認証制度PEFCの認証紙を一貫生産できる体制を構築
~国内メーカーで初めてチップ調達から生産、販売まで認証が完了~

日本製紙株式会社

日本製紙(社長 中村雅知)は国際的な森林認証制度であるPEFC(注1)のCoC認証(注2)を取得し、チップの調達から生産・販売まで一貫した「PEFC認証紙」の生産体制を国内で初めて構築しました。

当社は、2004年12月に原材料本部林材部で木材チップ輸入業務に関しPEFCのCoC認証を取得しており、2007年3月末に本社(東京都千代田区)および石巻工場(宮城県石巻市)・岩国工場(山口県岩国市)において、PEFCのCoC認証を取得しました。
チップの調達から生産、販売までのPEFC認証取得は、国内製紙メーカーで初めてです。

PEFCと同じく国際的な森林認証制度であるFSC(注3)についても、2003年1月に富士工場鈴川事業所(静岡県富士市)、2007年4月には岩国工場と八代工場(熊本県八代市)でCoC認証を取得しています。
当社は、本社および国内の工場におけるCoC認証取得により、森林認証材を原料とする「認証紙」を一貫して生産・販売できる体制を構築し、顧客のニーズに対応していきます。

注1
PEFC Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes (http://pefc.org/
ヨーロッパ14カ国の民間団体により、1999年に発足。持続可能な森林管理の政府間プロセスをベースに、各国で個別に策定された森林認証の審査およびそれらの制度間の相互承認を推進している。
注2
CoC認証 Chain of Custody
森林認証材が流通・加工段階で非認証材と区別され、適切に分別されて管理されていることを認証する制度。これによりラベリングが可能となり、消費者は原料が森林認証材であることを確認することができる。
注3
FSC Forest Stewardship Council (http://www.fsc.org/
世界的な環境NGOであるWWFのほか、多数の利害関係者が参加して1993年に設立された責任ある森林経営のための認証制度。

 
以上