2007年11月5日

石巻工場N6号抄紙機が営業運転を開始

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:中村雅知)の石巻工場(宮城県石巻市、工場長:平川昌宏)において、昨年来建設工事を進めてきたN6号抄紙機が計画通り完成し、11月1日から営業運転を開始しました。
N6号抄紙機は、当社グループが有する技術力を結集して建設された、世界でトップクラスの高速オンマシンコーターです。
日本製紙グループは、グループビジョン2015の中で、目指すグループ像として「世界紙パルプ企業トップ5」を掲げており、その実現に向けて、基幹工場である石巻工場をアジアで最強の印刷用紙工場にするべく、集中投資を行っています。このたびN6号抄紙機が操業・品質ともに順調に稼働したことにより、これまで当社が国内市場をリードしてきた軽量コート紙、微塗工紙の分野で国際競争力を強化し、海外市場を勝ち抜き、企業価値を向上させていきます。
 
なお、石巻工場では11月8日に竣工式を挙行し、地元地域の皆様をはじめとする関係者に、N6号抄紙機を披露する予定です。
 
【N6号抄紙機の概要】
1. 稼働時期 : 2007年11月
2. 設備投資額 : 630億円
3. 生産品種 : 軽量コート紙、微塗工紙
4. 年産能力 : 35万トン(日産能力1,005トン)
5. 抄紙機種別 : オンマシンコーター
6. ワイヤー幅 : 9,450mm
7. 運転速度 : 1,500m/分
8. 運転要員数 : 8名/直
9. 設備メーカー : メッツォペーパージャパン株式会社、株式会社アイ・エイチ・アイ フォイトペ-パ-テクノロジ-、株式会社淀川製鋼所 他
10. その他 : DIP設備増設(400トン/日)、自製填料設備増設 他

全長300メートルにも及ぶN6号抄紙機の全景
全長300メートルにも及ぶN6号抄紙機の全景
 
以上