2009年1月19日

イノベーション創出基礎的研究推進事業(発展型)
「抗疲労作用のある新規高アントシアニン茶品種育成と利用食品開発」
プロジェクトに参加
-日本製紙グループ独自の「光独立栄養培養」技術を提供-

株式会社日本製紙グループ本社

株式会社日本製紙グループ本社(社長 芳賀義雄)は、別紙の通り、農研機構 生物系特定産業技術研究支援センターによる「イノベーション創出基礎的研究推進事業(発展型)」である「抗疲労作用のある新規高アントシアニン茶品種育成と利用食品開発」プロジェクトに参加します。
 
本プロジェクトでは、当社グループ独自の「光独立栄養培養技術」を用いて、苗の生産が難しい新規高アントシアニン茶品種の短期大量生産技術の開発を行います。
 
(注1)アントシアニン
植物に含まれる紫色の色素でポリフェノールの一種。ブドウ、ブルーベリーなどに多く含まれます。
アントシアニンには目の疲れを癒すなど、目の健康を維持する働きが大きいとされています。
また、強い抗酸化作用により、老化防止等の作用があるとされています。
 
(注2)光独立栄養培養技術
組織培養でエネルギー源となる糖の替わりに高濃度の二酸化炭素と水と光を施用することで、植物自身が持つ光合成能力を引き出す培養方法。この技術は、小笠原諸島の希少な固有種で絶滅危惧種に分類された植物や歴史的価値のある桜の名木の保存に活用されるなど、日本製紙グループが取り組む生物多様性保全の活動に活かされています。

 

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