1995年10月3日
以上
コート紙生産設備増設について
日本製紙株式会社当社は、岩国工場にコート紙生産設備を増設することを決定しました。
増設の理由
平成5年4月の合併以来、生産集約(抄紙機6台(年産能力13万t)を廃棄)および製品転換(旭川工場 新聞用紙から微塗工紙へ)を推進してきましたが、今後の紙需要増加に対し生産能力の不足が見込まれるので、新たにコート紙設備を増設するものです。
なお岩国工場の3号コーターは停止するほか、全社的な生産体制の見直しを行い、生産効率の一層の改善をはかる予定です。
増設概要
1 設置工場 岩国工場(山口県岩国市)
2 運転開始時期 平成9年5月
3 総工費 320億円
4 設備内容
・抄紙機、塗工機の形式
オンマシンコーター
ワイヤー幅 8000mm 最大取幅 7040mm
平均抄速 1200m/m
日産700t(年産24万t)
・付帯設備
仕上設備-巻取包装機1台 カッター2台
製品倉庫-7000平方メートル
排水処理設備
なお原料のパルプは、回収ボイラーの増強(総工費180億円で実施中)による増産で対応します。