ニュースリリース石巻工場で8号抄紙機の運転を再開~津波の直撃以来、半年ぶりに印刷用紙を生産~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:芳賀 義雄)は、東日本大震災により被災した石巻工場(宮城県石巻市)の復旧作業を進めてまいりましたが、9月16日、8号抄紙機の操業を再開いたしました。これは、津波の直撃を受けて操業全停止となって以来、約半年間の復旧作業により、同工場で操業を再開する最初の抄紙機となります。

石巻工場は、津波により甚大な浸水被害を受けましたが、抄紙機本体はほぼ無傷だったことから、操業再開へ向けて、3月下旬より工場構内に堆積した土砂や瓦礫等の撤去を開始いたしました。全社から重機・人員を送り込んで復旧作業を推進し、5月には仮事務所を立ち上げ、8月には自家発電設備の再稼動により工場の動力源を復旧いたしました。さらに、抄紙機の再稼働に向けて作業を続けてまいりましたが、9月16日、印刷用紙を生産する8号抄紙機の本格運転を開始するに至りました。現在、順調に生産を継続しております。

今後、石巻工場は、8月3日に発表いたしました「洋紙事業の復興計画」に基づいて復興作業を進め、順次抄紙機の運転を再開させていく予定です。

以上