ニュースリリース本日の一部報道について

日本製紙株式会社

本日、読売新聞に「被災地林業ピンチ」との見出しで、岩手、宮城、福島3県で林業が危機に瀕しているとの報道がありました。その記事本文中における、当社石巻工場が9月まで操業を全面停止した影響により製紙用チップ材の出荷が滞った旨の記載は、残念ながら正確さを欠いており、当社が同紙の取材に対しお答えした内容が反映されておりません。

当社は、復興資材生産の妨げにならないよう配慮しながら、本年5月以降、東北地域の製材所から出荷される製材廃材チップにつきましては全量受け入れております。
また、丸太を切削して生産するチップにつきましても、東北地域のチップ工場の生産量を少しでも確保すべく、当社グループの工場において、輸入チップの使用率を落として国内材チップの積極的な使用に努めております。さらに、東北地域外への外販も実施しております。
その結果、日本製紙グループ全体で、東北地区における現状の製紙用チップ生産可能量(震災前の約9割)の9割超を受け入れている状況です。(本年9月時点)

当社は、今後も東北地区の林業を支える一端として現状の対応を継続し、国内材を積極的に受け入れてまいります。

以上