ニュースリリース十條サーマル社の完全子会社化について~欧州において、需要が堅調な感熱紙事業を強化~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:芳賀義雄)は、連結子会社である十條サーマル社(Jujo Thermal Oy、社長:三宅純生、本社:フィンランド・エウラ市)について、共同出資会社であるアールストローム社(Ahlstrom Corporation、社長:Jan Lang、本社:フィンランド・ヘルシンキ市)と、同社が所有する十條サーマル社の全株式持分を2013年12月末に買い取ることで合意しました。これにより、十條サーマル社は当社の100%子会社になります。

十條サーマル社は、当社の技術協力により、フィンランド南西部のカウツアで感熱紙の生産を行っています。世界の感熱紙需要が堅調に推移していく中、十條サーマル社は三大市場の一つである欧州市場に感熱紙を供給する、当社の重要な事業拠点となっています。今般、同社を当社の完全子会社とすることにより、当社グループにおける情報・産業用紙事業の有機的連携を深め、同社の競争力を一層強化してまいります。

地図

〔十條サーマル社 概要〕

(1)会社名 Jujo Thermal Oy
(2)代表者 三宅 純生(みやけ すみお)
(3)所在地 フィンランド エウラ市(カウツア地区)
(4)設立年月 1992年7月
(5)資本金 12,610千ユーロ(約18億円)
(当社50%、アールストローム社50%)
(6)事業内容 感熱紙等の生産・販売
(7)売上高 82,482千ユーロ(2012年)
(8)生産能力 7万2千トン/年
(9)生産設備 マシン2台、コーター2台(うち、カーテン・コーター1台)

以上