ニュースリリースElopak(エロパック)社との新製品に関するライセンス契約締結のお知らせ~洗練されたデザイン形状と新機能を持つチルド用液体紙容器 日本初導入~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:馬城 文雄、以下 日本製紙)は、Elopak AS(本社:ノルウェー オスロ、CEO:Niels Petter Wright、以下 Elopak社)と2016年3月1日にライセンス契約を結び、Elopak社が世界各地で展開するチルド用液体紙容器のラインナップを当社が順次生産・販売を行い、初めて日本市場に導入することで合意しました。

    

  Pure-Pak® Curve                 Pure-Pak® Sense


日本市場に順次導入する製品は、北欧の洗練されたデザイン形状と新しい機能を持ちあわせた「Pure-Pak® Curve」と「Pure-Pak® Sense」です。欧州では乳飲料、清涼飲料、機能性飲料など高付加価値製品を中心に大きく実績を挙げている製品であり、口栓を装着することも可能です。欧州では口栓は液体用紙容器に広く採用されています。

また、1台で新型カートンと従来カートンの兼用運転や口栓の有無が選択できる経済的な充填機システム(四国化工機㈱製UP-F07,UP-F14)を今春より受注開始致します。これにより、付加価値製品(例 Pure-Pak® Sense+口栓装着)と、従来の製品(例 NP-PAK)を同じ充填機ラインで充填することができ、新製品生産に当たっての設備投資リスクを抑えながら、製品ラインナップを広げる事が可能となります。

今回ライセンスされる新形状カートンについて

(1)Pure-Pak® Curve

チルド用液体紙容器の4つの辺のうち1つの辺に優美なカーブ状の面を追加した容器です。このカーブ面はデザインとして製品・ブランドの差別化、又カーブ面への商品の特長や宣伝を表記することが可能であり、コミュニケーションツールとして商品の価値を高めることが可能です。

(2)Pure-Pak® Senseについて

従来のチルド用液体紙容器に外観と機能性を改良した容器です。Pure-Pak® Senseと名付けられたこの容器は、消費者の感覚(センス)に訴えることを意識して開発されました。容器上部にエンボス加工された"ファースト・タッチ・ゾーン"により見た目と持ち易さの差別化を図っています。又、新しい"イージー・フォールド・ライン"は容器に残ってしまった高粘度の中身を、容器を折畳むことにより大量かつ簡単に絞り出すことを可能にしています。


日本製紙は1965年に液体用紙容器の生産・販売事業を開始して以来、昨年50周年を迎えました。当社の液体用紙容器は代表銘柄「NP-PAK」で知られ、生活に欠かせない身近な容器として親しまれています。今後も液体用紙容器の国内最大手としての実績を基に、豊富なノウハウと高い技術力により構築した、カートン、充填機、メンテナンスの三位一体のシステム販売を展開し、お客様にあった最適なサービスと新しい製品の提案を行ってまいります。


■Elopak社について
Elopak社は液体食品向け紙容器の世界有数のサプライヤーであり、Pure-Pak®液体用紙容器とロール供給型液体用紙容器の製造を行っており、世界で年間130億個を販売しています。Elopak社の紙容器は再生可能で二酸化炭素の排出が少ないパッケージの選択肢のひとつであり、多くの高付加価値飲料と流通ブランドに使用されています。Elopak社のPure-Pak®液体用紙容器は2015年に100周年を迎えました。

以上