総合研究所(技術紹介)分析技術

製品の品質維持・改善や新製品の開発には、紙及び製紙材料などを詳細に分析して評価することが重要です。総合研究所では最新鋭の分析装置やノウハウを駆使して、新製品開発のサポート・新規分析手法の開発・既存製品の品質向上支援を行っています。また、紙分野で培った分析技術を応用して、日本製紙グループ各会社の様々な製品の品質維持・改善や新製品の開発も支援しています。

表面・断面観察

塗工層の表面写真
塗工層の表面写真

紙製品の性能は、紙の表面及び深さ方向の構造に大きく左右されます。ミクロンからナノサイズの紙層及び塗工層構造を、マイクロスコープ・走査型電子顕微鏡などで観察して得られた情報を品質改善に繋げています。

組成分析

ICP/MS
ICP/MS

紙製品へ新しい機能を付与するためには、様々な製紙用薬品・填料・顔料が使われます。使われている材料の構造や組成については、質量分析装置・各種クロマトグラフィー及びX線分析装置を用いて分析しています。また、環境分析ではICP/MSを用いることで精度・感度の高い組成分析が可能となっています。

構造解析

13C-NMRスペクトル
13C-NMRスペクトル

複雑な構造を持つ有機化合物を用いた製品は、化合物の僅かな構造の変化で製品品質が大幅に変わってしまいます。核磁気共鳴装置・質量分析装置・赤外分光光度計を用いて構造解析して得られた正確な分子情報を製品設計にフィードバックしています。

グループ会社・工場支援

異物の元素マッピング
異物の元素マッピング

日本製紙グループには、洋紙・板紙・家庭紙などの紙製品以外に、フィルム・化成品・建材など数多くの製品を扱うグループ会社があります。製品品質の大幅な悪化を招く異物に対しては、走査型電子顕微鏡・顕微赤外分光光度計・ラマン分光測定装置・微小X線回折装置などを用いて、製紙分野で培った分析技術を応用したトラブルシューティング対応を迅速に行っています。

紙物性試験

紙の品質管理、新規用紙の試作評価には紙物性試験機が欠かせません。最新のJIS, ISOに準拠した試験機を取り揃えて、紙の基本特性を評価しています。

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