アグリ・バイオ研究所苗生産技術

光独立栄養培養による容器内挿し木技術

植物の光合成能力を高め、発根を促進

植物が光合成によって炭酸ガスと水から糖をつくり、エネルギー源として成長する仕組みを「光独立栄養」といい、アグリ・バイオ研究所では、光・炭酸ガス・湿度を調節できる培養室で植物が光合成能力を最大限に引き出す環境について研究しています。この環境下で挿し木を行う容器内挿し木技術を開発し、植物の発根促進に繋げています。

詳しい技術の紹介は以下のリンクをご参照下さい。

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発根メカニズムを最先端技術を使って解析

通常の容器内挿し木技術では発根し難い難発根品種に対して、発根要因を遺伝子レベル、代謝物レベル、植物ホルモンレベルと様々な角度から最先端技術を使って解析を行っています。また、国内有数の研究機関と広く共同研究に取り組んでいます。

発根過程における、代謝物解析(メタボローム解析)

発根過程における、
代謝物解析(メタボローム
解析)

発根過程における、遺伝子発現解析(マイクロアレイ解析)

発根過程における、遺伝子発現解析(マイクロアレイ解析)

発根過程における、植物ホルモン解析

発根過程における、植物ホルモン解析

発根促進剤の開発

発根促進剤
発根促進剤
対照区
対照区

発根メカニズムの解析で得られた知見を基にして、これまでに他研究機関と共同で数種類の発根促進剤を見出し、学会発表ならびに特許出願を行っています。現在、これらの発根促進剤を様々な植物種への応用展開を積極的に図っています。

発根技術の苗木事業への展開

梨
マンゴー
マンゴー
リンゴ
リンゴ

独自の挿し木技術はユーカリの植林に活かされ、当研究所では、この技術を様々な植物の苗木事業へ展開する取り組みを行っています。これまでに100品種以上の発根を確認しています。

薬用植物の増殖技術を開発

当研究所では、挿し木増殖が難しいとされている薬用植物について、日本製紙が持つ独自の発根技術を応用し、挿し木による増殖技術を開発しました(写真)。これにより、今後、薬用植物の挿し木を効率的に行うことができるようになります。更に、薬用成分を多く含む優良系統をクローン増殖することができます。

マオウ属植物
マオウ属植物
チョウジ
チョウジ
トチュウ
トチュウ

お茶の新品種「サンルージュ」

農研機構 野菜茶業研究所と当社は新芽中のアントシアニン含量が高い茶品種「サンルージュ」を共同で育成しました。サンルージュの量産化には当社の挿し木技術が重要な要素でした。
アントシアニンは抗酸化作用や抗眼精疲労作用が期待できる植物由来機能性成分として注目されています。「サンルージュ」の育成により、茶に一般的に含まれるカテキン類等の機能性成分との同時利用が可能となり、茶の新しい需要の創出が期待されます。現在、サンルージュの食品機能性の解析を進め、今後はサプリメントなどへも展開していきます。

アントシアニン含量が高い茶品種「サンルージュ」

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