お知らせ「森の町内会」活動による第1回目の間伐の実施について

環境NPOオフィス町内会
岡山県西粟倉村
日本製紙株式会社

「森の町内会」活動は、関西の企業・団体によるCSR活動と岡山県西粟倉村での間伐による健全な森づくりを結ぶ新たな仕組みです。今回、下記のとおり「森の町内会」活動による第1回目の間伐を実施いたします。
費用不足のため間伐が進まず、森林の荒廃が社会的な問題として懸念されていますが、その解決に向けて「森の町内会」活動が取り組む新たな仕組みの原動力は、間伐の促進に賛同するサポーター企業・団体の存在です。サポーター企業・団体が印刷用紙として使う「間伐に寄与する紙」は、従来の紙代の10%程度に相当する15円/kgが上乗せされた価格設定になっており、その全額が間伐の促進に貢献します。
この仕組みを運営する環境NPOオフィス町内会の提案により、現在、関西地区で間伐サポーターは27社・団体になり、別紙のとおり色々な印刷物に約40tの「間伐に寄与する紙」が使用されました。その結果、約60万円(15円/kg×約40t)の間伐促進費がプールされ、それによって間伐費用の不足分を補充し、西粟倉村において約5.6haの間伐を促進できるようになりました。搬出される間伐材は約70m3を予定しており、広島県内のチップ工場を経由して日本製紙岩国工場で紙の原料の一部として有効活用されます。
間伐が実施され太陽光が十分に入るようになった健全な森林は、CO2を吸収して地球温暖化防止に貢献するとともに、生物多様性の保全に役立つ森林となります。
「森の町内会」活動は、今後も間伐サポーター企業・団体の拡大に努め、間伐と間伐材利用を促進して健全な森づくりに貢献してまいります。

【間伐実施日】・・・7月27日(水)

11:12 間伐サポーター企業・団体の代表者が大原駅着(スーパーはくと3号)
11:50 間伐現地 着
12:00 村長の歓迎挨拶、昼食
13:00 間伐作業の見学
間伐材置き場の見学
15:25 大原駅で解散(15:37スーパーはくと10号)

以上