2008年5月28日

第5回 丸沼高原「森と紙のなかよし学校」を開催
親子そろって「森を歩く」「小枝から紙をつくる」「星を楽しむ」2日間

株式会社日本製紙グループ本社

日本製紙グループは、日本製紙株式会社(社長:中村雅知)が群馬県片品村に所有する菅沼社有林を活用した自然環境教室 第5回丸沼高原「森と紙のなかよし学校」を6月7日(土)・8日(日)の1泊2日で開催します。
 
この「森と紙のなかよし学校」は、日本製紙グループによる「地域社会および環境への貢献への取り組み」の一環として、社有林(全国で約9万ヘクタール)の環境・教育への有効活用を推進したものです。2006年にスタートし、毎年6月と9月に開催しています。グループ社員自ら運営し、プログラムはすべて社員の持つ知識や経験を生かして考案したものです。今回は、24人のグループ社員がスタッフとして携わっています。
 
今回参加するのは、首都圏および地元片品村から、子どもたちとその保護者や家族、計34人。日光国立公園の豊かな自然を誇る菅沼社有林をフィールドとして、生活に身近な紙と森のつながりを楽しみながら体験をしていただきます。
 
活動プログラムは、社有林内のウォーキングを楽しむ『森を歩こう!』、満天にきらめく星の観察会『星座を鑑賞しよう!』、オリジナルのハガキを作る『小枝から紙をつくろう!』の3プログラム。子どもから大人まで、自然のすばらしさ、モノづくりの感動、そして環境への思いやりを体感することができる2日間となっています。
特に、『小枝から紙をつくろう!』は、森を歩いて集めた木の小枝を使って紙すきを体験するメインイベントで毎回人気のプログラム。開催初日には集めた木の小枝を削って紙の原料となる「チップ」を作成。開催2日目には、薬品で煮ておいた「チップ」をミキサーで細かく砕き、漂白すると、丸沼高原の小枝100%のパルプが完成。このパルプを使って紙すきに挑戦し、オリジナルのハガキを作り上げます。これらの工程を体験することにより、紙は、木を原料としていること、水や薬品が必要であること、などを知り、環境への意識を高めてもらうとともに、紙の原料となる木を増やす取り組み、紙のリサイクルなどについても学びます。
 
なお、日本製紙グループは、「森と紙のなかよし学校」を全国にある社有林に展開していくことを目指しており、昨年春からは、年に1回のペースで熊本県・豊野社有林でも開催しています。本年は新たに、東北地域への展開を予定しており、現在詳細を検討しています。
 
 
【開催概要】

森と紙のなかよし学校(丸沼)ロゴ

 
開催日: 6月7日(土)~6月8日(日)、1泊2日
場   所: 丸沼高原(群馬県利根郡片品村東小川) http://www.malnuma.com
参加者: 子ども(小学生)とその保護者・家族 34人
主   催: 日本製紙グループ(協力:社団法人日本フィランソロピー協会)
 
●スケジュール/プログラム詳細
6月7日(土)12時丸沼高原(シャレー丸沼前広場) 集合
        12時30分 開校式
 
森を歩こう!
6月7日(土)13時~16時30分ごろ
標高1,400mの山麓駅から日光白根山ロープウェーで一気に標高2,000mへ。山頂駅を降りると目の前に日本百名山の一つ日光白根山(標高2,578m)の景色が飛び込んできます。遠くは浅間山の眺望も一望できます。グループ社員の素朴なガイドにより、林内の自然を楽しみながら約1時間30分程度歩き、爽快な森林浴を楽しみます。
 
小枝から紙を作ろう!
6月7日(土)17時~18時ごろ(シャレー丸沼・食堂にて) チップづくり
6月8日(日)8時30分~11時30分(レストハウスとんふぁんにて) チップ~パルプ~紙すき体験
生活になくてはならない紙。そのルーツは木です。このプログラムでは、森で拾った小枝から繊維をとりだし、パルプを作って紙をすきます。紙づくりには、木や水、化学薬品が必要です。紙づくりと環境への思いやりは切り離せません。紙の原料となる木を増やす取り組み、紙のリサイクルなどについても学びます。
 
星空を観察しよう!
6月7日(土)19時30分~21時ごろ
標高1,400mの丸沼高原から見る夜空は、星に手が届きそうです。天文愛好家のボランティアが案内と解説を担当します。大型望遠鏡で観察しましょう。たとえ天候に恵まれなくても、星のスライドショーや天文教室で楽しい時間を過ごすことができます。(夜のプログラムのためご希望の方のみ)
 
6月8日(日)12時~12時40分(シャレー丸沼・大広間にて) 修了式

 
以上