2009年3月17日

第3回 豊野「森と紙のなかよし学校」を開催
~日本製紙グループの自然環境教室~

株式会社日本製紙グループ本社

日本製紙グループは、日本製紙株式会社(社長:芳賀義雄)が熊本県宇城市に所有する豊野社有林を活用し、同社の八代工場(熊本県八代市、工場長:馬城文雄)の見学を織り込んだ自然環境教室、第3回 豊野「森と紙のなかよし学校」を3月21日(土)・22(日)の1泊2日で開催します。
 
「森と紙のなかよし学校」は、日本製紙グループによる「地域社会および環境への貢献の取り組み」の一環として、社有林(全国で約9万ヘクタール)の環境・教育への有効活用を図るものです。2006年に群馬県・菅沼社有林でスタートし、毎年6月と9月の2回実施するとともに、2007年からはその活動の輪を九州に広げて、豊野社有林で3月に開催するようになりました。プログラムは、グループ社員の持つ知識や経験を生かして考案したもので、一般の方に「森と紙」に親しんでいただくことを目指しています。
 
当日は、九州各地から公募で集まった小学生以上の子とその親が参加し、グループ社員が運営する「森と紙」に親しむ様々なプログラムに取り組みます。プログラムは、社有林でウォーキングを楽しみながら桜の記念植樹を行う『森を歩こう!』『木を植えよう!』、オリジナルの紙を作る『小枝から紙をつくろう!』、2.5m四方の巨大な紙を使って折り紙などに挑戦する『紙を使って遊ぼう!』、そして豊野社有林から程近い日本製紙八代工場で大型抄紙マシンによる製造現場のようすを見学する『製紙工場を見学しよう!』の4プログラムを予定しています。子どもから大人まで、自然のすばらしさ、モノづくりの感動、そして環境への思いやりを体感することができる2日間となっています。
 
特に『小枝から紙をつくろう!』は毎回好評を博しています。1日目に参加者が自ら森を歩いて集めた小枝を削ってチップを作り、翌日、薬品で煮ておいたチップをミキサーで細かく砕き、漂白すると、紙の原料であるパルプが完成します。このパルプに、八代工場で製造したさまざまなパルプをブレンドし、世界に1枚だけのオリジナルの紙をつくります。これらの工程を体験することにより、紙は木を原料としていること、紙づくりには水や薬品が必要であることなどを知り、環境への意識を高めるとともに、紙の原料となる木を増やす取り組み、紙のリサイクルなどについても理解が深まる内容となっています。
 
なお、当社グループは、6月6日から1泊2日で、群馬県・菅沼社有林において第7回目となる「森と紙のなかよし学校」を開催する予定です。さらに東北地方への展開に向けて、現在詳細を検討しています。
 

豊野森と紙のなかよし学校
http://www.asap.or.tv/mori_kami.htm

【開催概要】
開催日 : 2009年3月21日(土)~3月22日(日)、1泊2日
場  所  : 日本製紙株式会社八代工場、熊本県立豊野少年自然の家
参加者 : 小学生以上の親子 30人程度
主  催  : 日本製紙グループ
協  力 : ASAP(エーエスエーピー/学校と社会をつなぐエージェンシー)
 
【スケジュール/プログラム詳細】
3月21日(土) 9時00分 日本製紙八代工場集合、開校式
                    9時40分 熊本県豊野少年自然の家へ向け出発
 
『森を歩こう!』『木を植えよう!』
3月21日(土) 10時30分~16時ごろ(豊野社有林、豊野少年自然の家)
豊野少年自然の家に隣接する豊野社有林にて、林内ウォーキングを行ないます。ガイド役の日本製紙グループ社員が木々や草花の説明をしながら自然豊かな林内を散策し、参加の記念として桜の木を植樹します。また、散策後は、実際に社有林の管理を行っているグループ社員が講師となり、散策した林内の植生などについて学習を行います。
 
『小枝から紙を作ろう!』
3月21日(土)16時~17時ごろ(豊野少年自然の家)
3月22日(日)13時~15時ごろ(日本製紙八代工場)
生活になくてはならない紙のルーツは木です。このプログラムでは、森で拾った小枝から繊維を取り出し、パルプを作って紙をすきます。紙づくりには、木や水、化学薬品が必要です。紙づくりと環境への思いやりは切り離せません。紙の原料となる木を増やす取り組み、紙のリサイクルなどについても学びます。
 
『紙を使って遊ぼう!』
3月21日(土)19時30分~20時30分(豊野少年自然の家)
自由参加のレクリエーションとして、普段あまり手にすることのない2.5m四方の巨大な紙を使って折り紙などを行います。昨年は大きな折り鶴や舟、飛行機などを作り、子どもたちはもちろんのこと、大人も試行錯誤しながら挑戦しました。
 
『製紙工場を見学しよう』
3月22日(日)10時30分~12時ごろ(日本製紙八代工場)
巨大な製紙プラントを見学し、モノづくりのダイナミックな現場を見学します。木材チップや古紙からパルプへ、パルプから紙へと変化するようすを見学します。
 
3月22日(日)15時~15時30分 修了式(日本製紙八代工場)、解散
 
※スケジュールおよびプログラムは天候や開場の都合などにより変更になる場合があります。
 

 
以上