2004年1月23日

静岡県富士市での産業廃棄物問題のお詫び

日本ユニパックホールディンググループ
日本製紙株式会社

当社鈴川工場の南方に位置する富士海岸の海浜において、長年の海浜浸食の結果、1958年以前に投棄されたと推定される強アルカリ性の汚泥が露出しました。
この汚泥について鈴川工場で調査を進めたところ、当時の書類や記録は残っておりませんが、地域住民の方やOB従業員から聞き取りを行った結果、鈴川工場のパルプ製造工程で発生した産業廃棄物であることが判明いたしました。
このような廃棄物の投棄は、現在の良識に照らせば異常な行為であり、当社はこの事実を厳粛に受け止め、地域住民の方々をはじめ関係者の皆様に大変なご迷惑をお掛けしていることを深くお詫び申し上げます。
今後の処理につきましては、地域住民の皆様に安心していただけるよう、国土交通省をはじめ関係する行政のご指示に従い、当社が責任を持って真摯に対応させていただきます。

当社は、1998年に日本製紙行動規範を制定し、「法令およびその精神を遵守し、社会の良識に従って行動するとともに、公正・透明な企業活動を行う」ことを誓いました。さらに、昨年10月にCSR(社会的責任経営)推進体制を発足し、同時にコンプライアンス室を新設して、会社としての取り組みを強化しています。
今後このようなことを決して起こさぬよう、全社を上げて更なる意識の高揚に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 
以上