2008年4月30日

古紙パルプ配合率管理システムの適切な構築・運用を確認
~第三者機関・SGSジャパンによる監査を実施~

日本製紙株式会社

日本製紙株式会社(社長:中村 雅知)は、本年4月に正式に導入した、当社製品における「古紙パルプ配合率管理手順」について、世界最大級の検査および審査登録機関SGSグループの日本法人SGSジャパン株式会社(※)の監査を受け、このたび、本社および八代工場(熊本県八代市、工場長:馬城 文雄)において、手順に基づく管理システムが適切に構築され、運用されていることが確認されました。
 
当社は、当社製品における古紙パルプ配合率の実態が公表値と乖離していた問題を深く反省し、二度とこのような事態を引き起こさないための再発防止策として、「古紙パルプ配合率管理手順」を策定しました。そこで、管理手順の構築と実際の運用にあたっては第三者機関による検証が必要であるとの認識から、まず本社と八代工場をモデルケースとして監査を受けたものです。
 
当社は、今年度内に、同様の監査を、古紙パルプ配合製品を生産している当社のすべての工場に展開していく計画です。さらに、来年度以降は定期的な監査を受けることにより厳格な運用を継続し、ユーザーの皆様に安心してご利用いただける製品を提供していきます。
 
■ 古紙パルプ配合率管理手順に規定する内容
(1) 古紙の受払管理
(2) 本社・工場における銘柄別古紙パルプ配合率情報の共有化
(3) 生産時の古紙パルプ配合率管理
(4) 銘柄別古紙パルプ配合率の実績確認
(5) 古紙パルプ配合率証明書の記載内容および発行手順
 
※SGSジャパン(株)
スイスに本部をおく世界最大級の検査および審査登録機関「SGS」によって、1987年に設立された日本法人。SGSグループは既に世界中で35,000件以上の認証登録を手掛けており、独立した民間審査登録機関として国際的に高い評価を受けている。

 
以上