2009年9月30日

世界最小!レンガ型飲料用紙容器の販売を開始
~健康志向、高齢化社会を背景に、小型飲料用紙容器の需要拡大に対応~

日本紙パック株式会社

日本製紙グループの日本紙パック株式会社(社長:府川 格)は、レンガ型(直方体)の飲料用紙容器では世界最小となる、内容量65mlと80mlを実現したウルトラスリム(NS-FUJI ULTRASLIM)容器の販売を開始しました。
 
ウルトラスリム65ml容器は、株式会社ヤクルト本社(本社:東京都港区、社長:堀 澄也)の今秋の新製品、健康機能性飲料「ぎゅっと健康」シリーズ3品目に採用され、10月1日から販売が開始されます。
 
小容量の飲料用紙容器の需要は、消費者の健康志向の高まりや高齢化社会の進展とともに今後、さらなる市場規模の拡大が期待できる分野です。当社が開発した新容器ウルトラスリムは、従来の紙容器よりもさらに一回り小さく、より機能性が高い飲料に最適の容器容量を実現しました。また、他の主要な飲料用容器と比較して価格面でも優位性があります。さらに、バイオマス資源である紙を主たる原料に使用しており環境にやさしい容器となっています。
 
当社は、この新容器ウルトラスリムの開発にあたり、
 1. 持ち運びに便利な飲みきりサイズであること
 2. 購買者層に、(1)100ml以上の容量では飲みきれない高齢者 (2)毎日飲む機能性飲料をかばんに入れて持ち歩く成人、特に女性層
 3.内容物に、(1)高齢者・疾病者用の栄養補給用飲料 (2)毎日飲む小容量の機能性飲料
を想定し、製品開発ならびに販売促進を進めてきました。
 
また、当社は、新容器ウルトラスリムの優位性として、下記のメリットがあると評価しています。
 1.携帯しても、軽く、また割れたり破損したりせず、安全性に優れている
 2.小型軽量のため、まとめ買いができる。
 
なお、この新容器ウルトラスリムは、通常のフジパック(FUJIPAK)と同様に、常温で長期保存が可能なアセプティック(無菌)容器です。飲料用アセプティック充填システムを当社と共同開発した四国化工機株式会社(本社:徳島県、社長:植田 滋)が製造し、当社が総代理店として販売するUP-FUJI-MA60もしくはMA85充填機を使用し、時間当たり6,000から8,500パックの生産が可能です。
 

 
以上