1999年8月27日

「ISO14001」の認証取得について

日本製紙株式会社

審査登録証
当社岩沼工場は、8月27日、審査登録機関である日本能率協会・審査登録センター(JMAQA)から、環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」の認証[登録証番号 JMAQA-(E058)]を、当社国内の紙パルプ一貫工場として初めて取得しました。審査登録の対象事業所は「岩沼工場」・「大昭和シー・ピー・アイ」で、対象範囲は「紙・パルプの製造」です。
 
その取得効果として
 
地域社会からの企業評価の向上
顧客からの信頼感、企業イメージの向上
顧客からのISO14001取得要望への対応
工場の体質改善および活性化
 
があげられますが、上記目的の達成のためには、認証取得後の環境マネジメントシステムの定着・充実が必要です。
 
岩沼工場は、昭和43年に東北の恵まれた自然環境と原料背景、準臨海立地で消費地にも近いことから、超近代化の最新鋭の工場を目指し稼働した工場であり、製品輸送のみならず、古紙回収利用に有利な立地条件を活かし、最新鋭の抄紙機を順次増設。紙パルプの一貫した生産ラインが理想的にレイアウトされた国内でも上位レベルの生産性の高い工場です。また、長年にわたりQCによる改善活動など品質保証活動も他工場同様活発に行われている工場でもあります。
 
当社は、自然と環境の調和を紙づくりの基本に定め、循環型企業を目指して社会に貢献する取り組みを続けており、業界に先駆けて、1993年1月に「大昭和地球環境憲章」を制定し、地球環境に対する真摯な企業理念、企業姿勢を打ち出しています。
 
本年7月には、環境への負荷を一層低減するため、行動指針に基づく活動を具体的に展開するための数値目標を入れた環境行動計画の改定を行ない、環境マネジメントシステム構築に関する項目では、2002年3月までに全工場が「ISO14001」を認証取得することを決定しました。
 
私たちは「大昭和地球環境憲章」の理念である、良き企業市民として、地球規模での環境保護と持続的発展ができる社会を目指した活動を展開していくため、「ISO14001」環境マネジメントシステムの認証取得を機に、全社一丸となって環境負荷の軽減に努力し、自然環境にと心を通わせながら、紙の安定的な供給と品質向上に努めてまいる所存です。

 
以上