2000年3月31日
以上
嵩高白板紙「リースリー」
大昭和製紙株式会社当社従来品と比べて、同じ紙厚で20~25%の軽量化を実現し、古紙パルプを可能なかぎり配合した地球環境にやさしい嵩高白板紙「リースリー」を開発いたしました。
嵩高白板紙 | 「リースリーG」 (ボール系) | 270g/m2 | 310g/m2 |
「リースリーW」 (カード系) | 260g/m2 | 280g/m2 |
2000年5月から販売開始いたします。
新製品は当社従来品に比べて、次の特徴があります。
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解説
循環型経済社会を構築するためには"Reduce(節減)""Reuse(再利用)" "Recycle(循環)"の3つのR(リースリー)がキーポイントになります。白板紙は古紙パルプを使用し、Recycleの優等生ですが、古紙パルプは繊維がやわらかく使用量を増やすほど紙厚が出にくくなるという問題があります。
このたび、古紙パルプを最大限使用し、Recycleの優等生という特徴を維持しながら、同じ紙厚で20~25%の軽量化(Reduce)に成功しました。
この相反する問題を打開するために
a. | 紙の嵩が出る古紙パルプの製造法開発 |
b. | 海外関連会社で嵩が出る機械パルプ開発 |
c. | 剛度を維持するための新抄紙技術の開発 |
d. | 紙の嵩が出る嵩高剤の使用 |
を組み合わせて開発したものです。
新製品「リースリー」は循環型経済社会の構築に貢献するばかりでなく、2000年4月から紙容器・包装にも適用される容器包装リサイクル法対応としての経済効果もあります。