2001年1月30日

より白く、軽く、印刷抜けのない高印面光沢の中質微塗工マット紙「ペガサスハーモニー」を新発売

日本製紙株式会社

当社は、中質微塗工マット紙「ペガサスハーモニー」(PEGASUS HRM:High Reproductive Mat Paper)を新発売しました。
最近の出版シーンで求められる多様な情報に対応できる紙として、当社の技術の粋を集めて、次のようなニーズに応えました。

1)
高白色度と高不透明度の両立
2)
低白紙光沢と高印面光沢の両立
3)
束高(つかだか)と高い網点再現性の両立

最近の出版物は、例えばIT関連誌に代表されるように、1ページの中に商品写真やコンピュータ画面の図、文字など多様な情報が散りばめられています。こうした多くの情報を読者に対して自然に表現できる用紙とするためには、文字部分の読みやすさ(低白紙光沢)と写真部分の立体感(高印面光沢)を充実させる必要があります。
通常の抄紙技術では全く相反するこれらの品質的ベクトルを、今回、当社独自の束高技術などを用いて高いレベルで両立し、実現しました。

ペガサスシリーズは、世界市場においても品質競争力を持てる用紙を目指して、これまで開発されてきました。1998年10月には「ペガサス」(白紙光沢度62%)、1999年7月には「シルバーペガサス」(同42%)を相次いでマーケットに投入し、今回、「ペガサスハーモニー」(同22%)をラインナップに加えたことにより、白紙光沢22%から62%という領域を中質微塗工紙としては最高の白色度79%でカバーしています。雑誌本文をはじめ、さまざまな用途に対応できる用紙として、今後の利用が期待されます。

 
以上