2002年3月1日

全工場でISO14001認証取得を完了

大昭和製紙株式会社

日本ユニパックホールディンググループの大昭和製紙は、このたび、本社工場吉永事業所、本社工場富士事業所及び白老工場において、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得しました。
今回の認証取得は、岩沼工場(宮城県岩沼市、平成11年8月)、本社工場鈴川事業所(静岡県富士市、平成12年9月)に続くものであり、これにより紙・パルプを生産している全5工場での認証取得が完了しました。

  本社工場吉永事業所 本社工場富士事業所 白老工場
所在地 静岡県 富士市 静岡県 富士市

北海道 白老町

認証取得日 平成13年12月7日 平成13年12月20日 平成14年1月25日
登録証番号 JMAQA-E253 JMAQA-E258 JMAQA-E268
対象範囲 紙パルプ生産活動 紙パルプ生産活動 紙パルプ生産活動
審査登録機関 (社)日本能率協会
審査登録センター
(社)日本能率協会
審査登録センター
(社)日本能率協会
審査登録センター

上記3工場の概要と環境への取り組み状況は次のとおりです。

本社工場吉永事業所: 白板紙と段ボール原紙を主力製品とする工場で、高い古紙再生技術を生かして年間50万トンの古紙を有効利用しています。 現在、古紙処理設備の増強、廃棄物発電焼却炉の設置、排水処理設備の増強など環境関連工事を進めており、環境負荷を更に削減します。

本社工場富士事業所: リサイクルコート紙を主力とした印刷用紙の生産拠点で、古紙パルプ配合のリサイクル製品が94%を占めています。 古紙の利用促進の他、廃棄物発電による化石燃料の削減、廃棄物最終処分量の削減など、環境負荷の低減に向け積極的に取り組んでおります。

白老工場: 印刷用紙、コート紙、新聞用紙、段ボール原紙などを生産する北の総合工場で、古紙の利用拡大や再生紙の研究開発、資源リサイクル活動に積極的に取り組み、常に環境に配慮した製品作りを行っております。また、地域社会との共生を推進し、このたび北海道庁の要請に応じ、法的手続きが終わり次第、畜産農家の懸案となっている肉骨粉の焼却処理をします。

なお、本社工場における吉永・富士の両事業所は、紙の最大消費地である首都圏に近接している立地条件を生かし、首都圏から大量に発生する古紙を再生し紙として供給する「都市型のリサイクル工場」 として、資源循環型社会の構築に貢献しています。

当社は、環境問題への対応を経営の根幹に位置づけ、地球規模での環境保全と資源循環型社会の形成をめざした活動に取り組んでおり、認証取得に際し、次の目的を掲げております。

(1) 地域社会からの企業評価の向上
(2) 顧客からの信頼感、企業イメージの向上
(3) 工場の体質改善及び活性化

今後とも、環境マネジメントシステムの運用を充実させ、更なる環境改善に取り組んでまいります。

 
以上