2002年6月12日

日本ユニパックホールディンググループの経営インフラ構築

株式会社日本ユニパックホールディング

当社は、効率的なグループ経営を行うため、財務会計システムをはじめ、総額約35億円を投資し、グループの経営管理基盤システムを構築します。具体的には、グループ共通の財務会計システムとしてSAP社ERPパッケージソフト「R/3」導入、グループ資金の一元化、当社子会社の日本製紙で開発した生産管理および管理会計システムのグループ事業会社への導入、などによりシステム一元化を進めていきます。これにより、来年4月に予定している洋紙・板紙事業における合併・再編をはじめ、今後の戦略的な事業再編、事業提携・M&Aによる海外進出において、機動的な事業展開が可能となります。

【導入の目的と効果】
1. 管理機能のセンター化 グループ全体の管理機能スキルを集約し、管理業務の標準化を実現します。これにより管理要員の削減、情報システムに関するメンテナンス費用の極小化を図ります。
2. グループの資金一元化 CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を活用することにより、グループレベルで最も有利な資金調達を行い、グループの金融費用削減を目指します。
3. 経営情報の高度化と共有化 平成12年度に日本製紙で導入したNEP(日本製紙版EVA®)をグループ展開するとともに、共通の会計システム導入により、連結作業を軽減し、四半期連結決算も可能になります。また、DWH(データウエアハウス)を活用し、連結ベースでの経営情報をさらに充実させて一元管理を行います。

【導入スケジュール】

※生産管理・管理会計システムは 日本製紙では開発・導入済み

なお、グループの洋紙・板紙事業会社の販売システムについても、現在開発中の「新・紙営業システム(PRIME)」で一元化をはかっていく予定です。

 
以上