2002年10月16日

海外資産の売却について

日本ユニパックホールディンググループ
大昭和製紙株式会社

日本ユニパックホールディンググループの大昭和製紙は、その海外子会社である大昭和カナダ社(Daishowa Canada Co. Ltd.)が所有するケネルリバーパルプ工場(“QRP”)の持分すべてを、合弁相手先であるウエストフレーザー社(West Fraser Timber Co.Ltd.)に下記内容にて売却することとし、この度同社との間で基本合意に達しました。

1. 売却物件
  大昭和カナダ社が所有するQRP工場の不可分な2分の1の権利
(QRP工場は合弁事業契約により運営されており、2分の1の権利はウエストフレーザー社が保有している)


2. 売却先
  ウエストフレーザー社
(カナダの森林産業企業、本社:B.C.州ヴァンクーヴァー、トロント証券取引所に上場)


3. 売却時期
  平成14年10月末に売却完了の予定


4. 売却理由
  QRP工場は1981年の操業開始以来、日本国内での新聞用紙原料となるサーモ・メカニカル・パルプ(“TMP”)の供給拠点として、その役割を果たしてまいりました。一方、大昭和製紙は地球規模で対応が必要となる環境関連に配慮するとともに、収益性のよりいっそうの向上を図るために、DIPパルプ設備の新増設等による古紙パルプの活用を推進しております。
このような背景から、QRP工場の製品であるTMPの使用が減少するため、本事業開始以来の合弁相手先であるウエストフレーザー社と交渉してまいりましたが、今回売却の基本合意に達しました。
なお、日本のユーザー向けのTMP供給につきましては、従来どおり大昭和グループが継続してまいります。


5. 諸条件について
  ウエストフレーザー社との合意により、売却に係わる諸条件につきましては、公表を控えさせていただきます。

 
以上