2003年11月13日

圧着はがき用紙『ポスティーノ』を発売

日本ユニパックホールディンググループ
日本製紙株式会社

日本ユニパックホールディンググループの日本製紙(社長:三好孝彦)は、圧着はがき用紙「ポスティーノ」を新発売します。圧着はがき用紙は、親展はがきとして、近年、各種の通知や案内用に利用されています。 また封書にかわり、はがきによるダイレクトメールは郵便料金が安いことから需要が拡大しています。 圧着はがき用紙は、機械で圧力をかけて接着し、親展はがき(例:金融機関が発行する通知書など)になります。紙の表面には糊(のり)を塗布しているため、印刷機やレーザープリンタなどで、糊によるトラブルが発生しやすいという問題を抱えていましたが、当社はそうした品質問題を解決し、高い接着性をもつ新製品「ポスティーノ」の開発に成功しました。11月中旬より発売を開始し、年間10億円の売上を目標としています。

<新製品の特徴>

~優れた印刷・プリンタ適性を両立~
圧着はがき用紙に求められる品質は、印刷適性・プリンタ適性です。印刷時に、紙表面に圧力がかかることで、印刷機械の各所に糊が付着する現象が発生しやすい中、「ポスティーノ」なら優れた紙質により、紙表面に塗られた糊が剥がれることはありません。また、プリンタ適性として必要な耐熱性、摩擦への強さをもっており、印字の際のトナー定着不良ほか、あらゆるトラブルを防止することができます。

~安定した接着力~
親展はがきには高い機密性が求められ、お客さまにお届けするまで'剥がれる''破れる'ということは許されません。新製品は、印刷・プリンタ時の熱により接着力が劣化することはなく、また長期保存に耐え得るようにできています。そして一連の圧着加工工程に優れた適性を備えています。

~優れたコストパフォーマンス~
新製品は、約40年にわたる塗工技術と高い品質管理(ISO9001)をもつ勿来工場で開発され、他社の追随を許さない高品質を備えました。さらに、ユーザーの皆さまに生産効率の向上をもたらす、コストパフォーマンスに優れた圧着はがき用紙となっています。

「ポスティーノ」とは、イタリア語で『郵便配達人』を意味します。確実にお客さまへ製品をお届けする、 その新製品の活躍する様子を、製品名として表現しました。

ポスティーノ
新製品 『ポスティーノ』

 
以上