2004年4月26日

岩国工場のパルプ製造設備をECF化

日本ユニパックホールディンググループ
日本製紙株式会社

日本ユニパックホールディンググループの日本製紙(社長:三好孝彦)は、岩国工場(山口県岩国市)のクラフトパルプ製造設備をECF化(塩素を使用しない漂白法)する工事を行います。

今回の工事は約25億円を設備投資し、岩国工場に2系統あるクラフトパルプ漂白工程をECF化するもので、平成16年3月に着工し、それぞれ平成17年6月と平成18年1月に完成予定です。
ECF化においては二酸化塩素を使用した漂白法を採用し、酸素漂白の二段化や酸処理システム(硫酸による高温処理)などの最新技術を導入します。これらの設備の完成により、操業効率・漂白効率の向上とともに、塩素・次亜塩素酸ソーダの使用量をゼロにすることにより、クロロホルムなどの有機塩素化合物による環境負荷を低減させます。

当社は、平成5年4月に制定し平成15年8月に改訂した「日本製紙環境憲章」に則り、クラフトパルプ漂白法のECF化を積極的に推進しており、本工事完了後のECF化率は、日本ユニパックホールディンググループ全体で75%近くになります。当社は今後もグループの中核企業として、環境負荷の低減をより強く意識した改善活動を進めていきます。

 
以上