2004年7月27日

岩沼工場が仙台市と協働で「わりばし回収リサイクル事業」を実施
~政令指定都市で日本初~

日本ユニパックホールディンググループ
日本製紙株式会社

日本製紙株式会社の岩沼工場(宮城県岩沼市)は、本年8月より、仙台市と協働でわりばし回収リサイクル事業に取り組みます。この事業は、政令指定都市で初めて本格的に行われるわりばし回収リサイクル事業です。

わりばしは安価で便利であるため大量消費されていますが、そのほとんどはごみとして焼却されており、以前からリサイクルシステムの構築が求められていました。これまで、仙台市は何度でも使用できる塗りばしの使用などを呼びかけてきましたが、現実にはわりばしの利用を急激に減少させるのは困難な状況にあります。
そこで、わりばしの大量廃棄に対する方策について、仙台市と当社岩沼工場が協議を重ねた結果、官民協働事業としてわりばしの回収リサイクル事業を実施することになりました。具体的には、仙台市がわりばし専用回収箱を設置し、飲食店の事業者やイベント主催者などから洗浄・乾燥させた使用済みわりばしを回収します。また、仙台市は、市民に対し、わりばし回収リサイクルへの参加を呼びかける広報・意識啓発活動を行います。一方、当社岩沼工場は、自社の費用と責任において、わりばし専用回収箱から使用済みわりばしを定期的に巡回して回収し、紙の原料としてリサイクルを行います。

日本ユニパックホールディンググループは、昨年10月に構築したグループCSR推進体制の下に、「日本ユニパックホールディンググループ行動憲章」を制定し、経済的な繁栄、環境、社会的公正の3つの側面からバランスの取れた経営を目指しています。その中核企業である日本製紙は、行動憲章の理念に基づき本事業を社会環境活動の一環として実施します。

 
以上