日本製紙（社長：三好孝彦）は、「OCR用紙」の生産をインクジェット適性を付与した改良品に、全面的に切り替えました。
OCR用紙は、OCR（Optical Character Reader＝光学的文字読み取り装置）で、文字や数字を光学的に自動的に読み取るデータ処理方式に用いられます。最近は、個人ごとの可変情報をインクジェット方式で印刷する頻度が増してきたために、用紙にインクジェット適性が求められています。
改良品は、従来の品質はそのままにインクジェット適性を付与することで、近年の市場ニーズに応えます。

【改良品「OCR用紙」の特性】
　　　　　インクジェット適性を付与し、印字品質、インク乾燥性、耐水性に優れています。

＜改良品「OCR用紙」ラインナップ＞

坪量（g/m2）

69.8

83.7

96.5

104.7

127.9

157

なおこの新製品は旭川工場（北海道旭川市）で生産し、販売は500t/月を目標にしています。