2005年1月25日

環境対応製品「再生OCR」の販売を開始

日本製紙株式会社

日本製紙(社長:三好孝彦)は、古紙を高い比率で配合した環境対応製品「再生OCR」を発売しました。
OCR(Optical Character Reader=光学的文字読取り装置)用紙は、文字や数字を光学的に自動的に読み取るデータ処理方式に用いられます。そのため、ちりがあると読み誤りを生じるので、ちりのないことが必要とされてきました。
当社は、古紙を配合してもちりが少なく安定した読取りが可能な高い品質の「再生OCR」の開発に成功し、このたび販売を開始しました。

【「再生OCR」の特性】
 (1)古紙配合率50%
  当社の優れた古紙再生処理技術により高い古紙配合率を実現し、環境負荷を低減しています。
 (2)オフセット印刷適性と加工適性を兼ね備えています。
 (3)NIP適性*1 も付与しました。

<再生OCRラインナップ>

坪量(g/m283.796.5104.7

なお、この新製品は小松島工場(徳島県小松島市)で生産し、販売は100t/月を目標にしています。

*1 NIP適性…Non-Impact-Printerに使用されるフォーム用紙には以下の適性が求められます。
 (1) 折り適性がよく、積み上げられたときに傾斜しない。
 (2) 印字適性・トナー定着性が良い。
 (3) カールなどの問題を起さない。

 
以上