2005年4月14日

CMC製品の値上げを決定

日本製紙グループ
日本製紙ケミカル株式会社

日本製紙グループの日本製紙ケミカル(社長:町原 晃)は、5月21日出荷分よりカルボキシメチルセルロース(CMC)製品を値上げすることを決定しました。値上げ幅は5~10%で、近く需要家との折衝を開始する予定です。
なお、輸出向けの同製品については、採算改善の為にすでに昨秋より値上げを実施しています。

CMC製品は、増粘性、分散性、接着性、乳化安定性、保護コロイド性、保水性、フィルム形成性などさまざまな機能を持ち、食品、医薬、化粧品、繊維、建材、製紙、土木、飼料、窯業、農薬などの広い用途に使用されています。しかし、主要原料である高純度パルプ、モノクロル酢酸、カセイソーダの価格上昇と、重油の価格高騰によるエネルギーコストの大幅なアップの影響で、事業の採算性は悪化しています。

当社は、原材料値上げによるコストアップを吸収するため、最大限の努力をしてきましたが、自助努力によるコスト吸収はもはや限界と判断し、値上げに踏み切ることを決定しました。

 
以上