2005年6月7日

欧州市場への積極的進出を目指して欧州事務所を開設

日本製紙株式会社

日本製紙(社長 三好孝彦)は、企業価値の持続的成長を目指す「グループビジョン2015」を具体的に推進していくため、本年7月、オランダ・アムステルダムに欧州事務所を開設します。

「グループビジョン2015」の基本戦略では、国内紙事業・紙周辺事業の高収益体制を確立するとともに、海外市場への積極進出、M&Aも視野に入れた成長戦略を展開していくことを掲げています。その中で、日本製紙グループは、欧州をアジア・北米とともに成長を図る主要な市場と位置づけており、具体的には情報用紙を中心に、既存事業の拡大、新規事業への進出を推進していきます。

日本製紙は、1992年7月に合弁で十條サーマル社を設立し、フィンランド南西部のカウツアで感熱紙を生産しています。この十條サーマル社は、小売・配送用などのラベル用途では欧州を代表するメーカーに成長し、その優れた品質から市場の高い評価を得ています。さらに、順調に成長を続ける欧州の感熱紙市場を背景に、本年2月に発表したとおり、コーターの増設により生産能力を倍増します。

今回新設する欧州事務所は、この十條サーマル社の増産計画を支援するとともに、他の情報用紙についても顧客サービスを強化し、拡販を目指します。また、今後需要の拡大が期待できる中・東欧における新規事業展開の可能性を探るため、積極的に情報収集活動を行っていきます。


【欧州事務所の概要】
1.名  称 : 日本製紙株式会社 欧州事務所
NIPPON PAPER INDUSTRIES CO., LTD. Europe Office
2.所在地 : オランダ、アムステルダム

 
以上