2006年1月10日

中国での飲料用無菌充填包装システム供給契約に調印

日本紙パック株式会社

日本製紙グループの日本紙パック株式会社(本社:東京都新宿区 社長:前田 利洋)は、昨年12月に中国吉林省の九牛乳業(吉林市九牛乳業発展有限責任公司 注1)との間でフジパック®システム(注2)の供給契約を締結しました。
 
中国では所得水準の向上と食生活の洋式化により、牛乳や乳飲料、ジュースといった飲料の需要が拡大を続けています。一方、広大な国土をカバーする冷蔵流通のインフラ整備が不十分なため、フジパック®のように常温での流通が可能な飲料用パッケージは今後も安定した需要の伸びが見込まれています。
 
当社はこれまで上海の見本市(プロパック・チャイナ展)等を通じ、中国市場でのフジパック®システムの販売を促進してきました。このたび中国で初の成約となった九牛乳業でのフジパック®システムの稼働は本年7月以降を予定しており、当社は日本国内と同様に、充填機とパッケージのほかメンテナンス・サービスもあわせて提供していきます。今後も当社は営業努力を続け、中国での納入実績を着実に伸ばすよう努めていきます。
 
(注1)九牛乳業
1999年に設立された乳業会社。吉林省内に11ヵ所の牧場を経営し、牛乳および乳製品の生産・加工を行っている。吉林市内の工場に加え、隣接する蛟河市内に新工場を建設中。
 
(注2)フジパック®システム
当社が四国化工機株式会社(本社:徳島県板野郡)と共同開発した飲料用充填機とパッケージの無菌充填包装システム。紙製のレンガ型パッケージ(フジパック®)の容量は100mlから300mlまでの各サイズと1リットルサイズがあり、常温で長期の保存が可能。

 
以上