2006年7月13日

一般塗工紙なみの印刷適性を付与
新製品「オーパープレミア(Premier)」を発売

日本製紙株式会社

日本製紙(社長:中村雅知)は、合成紙「オーパー®」の新ブランドとして「オーパープレミア(Premier)」を発売します。
これまでの合成紙は、印刷時に一般塗工紙に比べてインキ乾燥性が悪く、使用できるインキも限定されてしまうことが大きな課題でした。今回、当社が新規に開発した「オーパープレミア(Premier)」は、乾燥性を大幅に向上し、一般塗工紙と同様に印刷できる点が最大の特長です。

【製品情報】 
紙厚:80µm、110µm
面調:マット調、ファイン調

ファイン調 … マット調(光沢を押さえた面感)とグロス調(光沢を持たせた面感)の中間で、文字も読みやすく画像も美しく表現する、程よい光沢度です。

~一般印刷機で使用可能~
「オーパープレミア(Premier)」は耐水性を発揮する樹脂層の上に、塗工層を付与しました。そのため、インキの乾燥時間が大幅に短縮され、両面印刷にも容易に対応できるようになりました。さらに、一般インキはもちろん、SOYインキでの印刷も可能です。

~抜群の耐水性でさまざまな用途の印刷物に~
「オーパープレミア(Premier)」はもちろん、オーパーシリーズは、紙を樹脂でラミネートしているため、表裏から水の浸入がほとんどなく、100%樹脂で構成されている合成紙と同レベルの耐水性を有しています。そのため、食品など保冷用の包装紙、商品帯用途、折り込地図や、屋外で使用するチラシなどに使用されているほか、さらに幅広い用途での利用が可能です。

~環境対応型の製品~ 
オーパーシリーズのラミネート層(樹脂層)は、石油を原料に作られています。この層の厚さを耐水に必要な最小限に抑えることで、化石燃料の使用を極力削減しました。また、オーパーシリーズは、全体の55%以上が紙であるため、燃えるゴミとして処分できます。さらにベースとなる紙は、環境に配慮し古紙パルプやECFパルプを配合しています。特に、「オーパープレミア(Premier)」は紙の構成比率が高いため、手触り感は紙に劣らずソフトで、さらに印刷後の折り適性や加工適性に優れるというメリットがあります。

 
以上