2006年11月2日
オーストラリア自社植林地で森林認証AFSを取得完了
日本製紙株式会社
以上
オーストラリア自社植林地で森林認証AFSを取得完了
~ISO14001と併せて持続可能な森林経営を実践~
日本製紙株式会社
日本製紙(社長 中村雅知)の子会社で、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で木材チップの生産・輸出を行っているSEFE社(South East
Fibre Exports Pty. Ltd.)は、10月18日、オーストラリア独自の森林認証AFS(The Australian Forestry Standard)を取得しました。これにより、日本製紙は同国内で展開しているすべての自社植林地(約5万2,000ヘクタール)でAFS森林認証の取得を完了しました。
これらの植林地では、すでに昨年3月末までに環境マネジメントシステムISO14001の認証取得を終えていることから、持続可能な森林経営の管理システムとパフォーマンスの両面から第三者機関認証を得たことになります。
日本製紙グループは、環境憲章の行動指針に「2008年までに国内外のすべての自社林における森林認証の取得」を明示し、これまでに、チリ、オーストラリア、南アフリカの各植林事業でISO14001の取得を完了しました。併せて、ラベリングにつながる森林認証として、南アフリカではFSC、オーストラリアでは順次AFSを取得し、現在チリの植林地ではチリ独自の森林認証Certforchileの取得を進めています。
このような森林認証の取得とともに、当社は広葉樹資源を自ら育てる海外植林事業「Tree Farm構想」を推進し、また、使用する輸入広葉樹チップを2008年までにすべて植林木または森林認証材にすることを目指しています。今後さらに持続可能な森林資源の育成・調達を実践していきます。
注1 | AFS、Certforchile |
ともに世界最大の森林認証制度であるPEFC(The Programme for
the Endorsement of Forest Certification)と相互承認されているオーストラリア、チリの認証制度。 PEFCは、持続可能な森林管理のための政府間プロセスをベースに、各国で個別に策定された森林認証の審査およびそれらの制度間の相互承認を推進している。 |
国名 | 地域 | 植林面積 (2006年9月末) |
ISO14001 取得年月 |
森林認証 取得年月 |
|
(1)南アフリカ | クワズールーナタール州 | 12,100ha | 2002年7月 | FSC | 2003年4月 |
(2)オーストラリア | 西オーストラリア州 | 43,300ha | 2003年4月 2005年3月 |
AFS | 2004年9月 2006年4月 |
(3)オーストラリア | ビクトリア州、南オーストラリア州 | 5,300ha | 2004年3月 2005年2月 |
AFS | 2005年5月 2006年6月 |
(4)オーストラリア | ニューサウスウェルズ州 | 3,400ha | 2004年8月 | AFS | 2006年11月 |
(5)チリ | 第ⅷ州 | 13,500ha | 2003年11月 | Certforchile | 2007年内に 取得予定 |