2007年5月14日
環境コンセプト「グリーン・プロポーション™」に基づくPPC用紙を発売
日本製紙株式会社
【リニューアルの背景】
PPC用紙は、コピー機・プリンタとの適応性を持ち、長期保存や重要書類にも使用されることから、紙表面の塵、異物を厳しく管理し極小化しなければなりません。このため、特に、白色度を高く要求される規格については、古紙の品質低下による歩留まりの低下が新たな環境負荷となっています。また、古紙を高配合する製品の生産は、バージンパルプを原料とする製品の生産よりも、化石燃料由来のCO2排出量が多いことも明らかになっています。紙のライフサイクルを考えた場合、永続的な紙の生産には、適度なバージンパルプの投入が必要であり、そのパルプ材は持続可能な森林資源から調達しなければなりません。このような背景から、新しい古紙配合製品や森林認証紙などの新製品を発売し、リニューアルすることを決定しました。
【生産スケジュール】
【新リボンシリーズ詳細】
【グリーン・プロポーション™】
グリーン・プロポーション™の3つの要素
【環境ラベル】日本製紙独自の環境ラベル
以上
環境コンセプト「グリーン・プロポーション™」に基づくPPC用紙を発売
~新「リボン(reborn)シリーズ」としてリニューアル~
日本製紙株式会社
日本製紙(社長:中村雅知)は、当社独自の環境コンセプト「グリーン・プロポーション™」に基づくPPC用紙を発売します。
古紙を20%程度配合した製品のほか、森林認証紙、当社独自の環境ラベル商品を新たに投入し、新「リボン(reborn)シリーズ」としてラインナップをリニューアルします。
今回のリニューアルに伴い、上質PPC用紙並みの白色度(80%)を維持した古紙配合70%・100%商品の「リボンクリーンシリーズ」は、本年9月をもって生産中止します。
なお、森林認証紙はFSC認証紙を発売しますが、PEFCなどの認証紙の発売も今後検討していきます。
※ |
PPC用紙…Plain Paper Copier用紙。コピー用紙。 |
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「リボンシリーズ」“reborn=生まれ変わる”から再生紙ブランドとして1990年に発売。 |
【リニューアルの背景】
PPC用紙は、コピー機・プリンタとの適応性を持ち、長期保存や重要書類にも使用されることから、紙表面の塵、異物を厳しく管理し極小化しなければなりません。このため、特に、白色度を高く要求される規格については、古紙の品質低下による歩留まりの低下が新たな環境負荷となっています。また、古紙を高配合する製品の生産は、バージンパルプを原料とする製品の生産よりも、化石燃料由来のCO2排出量が多いことも明らかになっています。紙のライフサイクルを考えた場合、永続的な紙の生産には、適度なバージンパルプの投入が必要であり、そのパルプ材は持続可能な森林資源から調達しなければなりません。このような背景から、新しい古紙配合製品や森林認証紙などの新製品を発売し、リニューアルすることを決定しました。
【生産スケジュール】
(1) |
リニューアル時期:2007年8月生産分より順次リニューアルします。 |
(2) | 生産中止銘柄:原則2007年9月までの生産とします。 |
【新リボンシリーズ詳細】
紙種 | 銘柄名 | 白色度 | 古紙配合 | 備考 | |
上質系 | リボンスタンダード リボンストリーム |
80% 80% |
- - |
独自環境ラベル商品(従来銘柄「緑箱」) |
新製品 新製品 |
古紙配合 | リボンフレンドリー |
80% | 20%程度 | FSC認証紙 |
新製品 |
※白色度はISO白色度です。 |
【グリーン・プロポーション™】
紙は、植林などによって再生産できる森林資源や、古紙を主原料としています。また、パルプ製造過程で発生するバイオマスエネルギーを効率よく利用しています。さらに、紙は家電製品や自動車とは違って、人々に利用される段階でエネルギーを消費することはありません。このような紙の特性をふまえ、紙製品における環境配慮のありかたを「グリーン・プロポーション™」と表現しています。 |
グリーン・プロポーション™の3つの要素
(1) |
水と空気の「リフレッシュ」 |
(2) | ゴミと資源の「ダイエット」(各種環境面での「減量化・省資源」) |
(3) | 紙と緑の「リサイクル」 |
この3つの要素を用途によってバランスよく組み合わせることで、全ての紙が環境保全・環境負荷低減に貢献することを目指しています。 |
【環境ラベル】日本製紙独自の環境ラベル
古紙パルプを配合している場合に添付。数字は古紙配合率を示す。 | |
植林木・認証森林から生産されたパルプ材が配合されている場合に添付。 | |
使用しているクラフトパルプの50%以上が無塩素漂白である場合に添付。 | |
生産に使うエネルギーの35%以上を、バイオマスエネルギーで賄っている工場の製品に添付。 | |
生産に使うエネルギーの10%以上を、廃棄物エネルギーで賄っている工場の製品に添付。 | |
環境管理システムISO14001を取得済み工場で生産されたものに添付。 | |
廃棄物の処分量が1990年度の4%以下の工場で生産されたものに添付。 |