2009年4月14日

次世代液晶パネル用クリアハードコートフィルムを開発
~業界最高水準の耐擦傷性で、キズがつきにくい機能性フィルム~

日本製紙ケミカル株式会社

日本製紙ケミカル株式会社(社長:井上敏雄)は、次世代液晶パネル用クリアハードコートフィルム、「高耐擦傷性HC」を開発しました。「高耐擦傷性HC」は、偏光板保護膜として液晶パネル最表面に使用される機能性フィルムで、業界最高レベルの耐擦傷性を実現しております。個人用ノートパソコンやテレビ機能付液晶モニタなど、高解像度の映像をより高精細な色で再現することが求められる次世代液晶パネルを保護するフィルムとして、「高耐擦傷性HC」は最適な機能を発現します。
 
近年、液晶パネルの生産工程における歩留まりの向上が求められるとともに、ノートパソコンなど液晶パネルの使用時におけるキズつき防止に対するニーズが高まっています。当社が開発した「高耐擦傷性HC」は、これらの要求へのソリューションとして期待される新製品で、当社の現行製品と比べて10倍以上、業界最高水準の耐擦傷性能(注1)を発揮します。また、鉛筆硬度(注2)についても3H(JIS規格)という、標準品としては業界最高レベルの硬度を有しております。さらに、製造工程やエンドユーザーでの使用環境を考慮し、より高い防汚性(指紋等、汚れの拭き取りやすさ)を実現しました。
 
当社は、液晶用ハードコートフィルムの市場において長年トップシェアを維持してまいりました。徹底したクリーン管理の実践とこれまでの経験に基づく製造技術を駆使して、次世代液晶パネルを支える、最高品位のハードコートフィルム「高耐擦傷性HC」を安定供給してまいります。
 
注1:スチールウール等で対象表面を擦った際のキズつきにくさを、押し付け圧力と擦る回数で表す。
注2:鉛筆で表面に筆記して傷が付かない限界を、鉛筆に定められた「HB」や「2H」などを用いて表す。
 
なお、当社は、「第19回ファインテック・ジャパン」(※)に、新製品「高耐擦傷性HC」を出展します。
 
(※)第19回ファインテック・ジャパン開催概要
 会期: 2009年4月15日(水)~17日(金) 10時~18時(最終日は17時終了)
 会場: 東京ビッグサイト(小間No.39-24)

 
以上