日本製紙株式会社（社長：芳賀 義雄)は、このたび、上質コート紙の新製品「ＮＰｉコートグリーン７０（ＰＥＦＣ）」と「ＮＰｉマットグリーン７０（ＰＥＦＣ）」という２つの銘柄の販売を開始しました。

 

新製品は、「古紙パルプ配合率７０％以上」を品質として最優先したことが最大の特徴です。７０％以上というのは、当社のコート紙において保証する最高の古紙パルプ配合率であり、原料となる古紙は主に関東圏と東北地区から集荷し、石巻工場で生産しています。

 

また、古紙パルプの配合以外の仕様についても、現行のグリーン購入法に適合する品質を実現しています。具体的には、古紙パルプ以外のパルプについては、第三者機関によって持続可能な管理・調達を認証された木材等を原料としており、２銘柄とも、世界的な森林認証制度であるＰＥＦＣの認証を取得しています。そのほかにも、７０％以上という古紙パルプ配合率を実現しながら、様々な面で環境に配慮した無理のない製法で生産しています。

 

■環境に配慮した製法

1）白色度を特に高めるための措置、例えば過度な薬品処理等は行っていません。

2）古紙パルプ由来の異物を取り除くための過度な措置は行っていないので、例えば原料古紙を無駄にしません。

3）使用するパルプは漂白工程で塩素（Ｃｌ_２）を使わない方法で製造しています（ＥＣＦパルプ）。