2009年11月20日

茶新品種「サンルージュ」
アントシアニンを多く含む新タイプの茶品種を共同育成
~日本製紙グループ独自の「光独立栄養培養」技術により優良な苗木を生産~

株式会社日本製紙グループ本社

株式会社日本製紙グループ本社(社長 芳賀 義雄)は、別紙の通り、農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所と共同で、抗疲労作用が期待される植物由来機能性成分「アントシアニン」を多く含む新しい茶の品種「サンルージュ」を育成しました。
これは、農研機構 生物系特定産業技術研究支援センターによる「イノベーション創出基礎的研究推進事業(発展型)」である「抗疲労作用のある新規高アントシアニン茶品種育成と利用食品開発」プロジェクトの成果です。(2009年1月19日リリース)
 
当社は、当社の独自技術「光独立栄養培養技術」(注1)を用いた新茶品種「サンルージュ」の健やかな苗木生産を行い、本品種による茶の新しい需要創出に貢献してまいります。
 
(注1)光独立栄養培養技術
組織培養でエネルギー源となる糖の替わりに高濃度の二酸化炭素と水と光を施用することで、植物自身が持つ光合成能力を引き出す培養方法。この技術は、小笠原諸島の希少な固有種で絶滅危惧種に分類された植物や歴史的価値のある桜の名木の保存に活用されるなど、日本製紙グループが取り組む生物多様性保全の活動に活かされています。

 

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