2009年12月2日

「森の町内会」に関する協定を締結
大阪を中心とした企業等の支援による間伐の促進と健全な森づくり

岡山県西粟倉村
日本製紙株式会社

岡山県西粟倉村(村長 道上正寿)と日本製紙株式会社岩国工場(工場長 大古哲己)は、環境NPOオフィス町内会(代表 半谷栄寿)と共に、先人が築いてきた森林の間伐促進が美しく豊かな森林育成に寄与すること、ひいては地域社会及び将来世代に対する重要な貢献となることを共通の認識とし、2009年12月3日、西粟倉村において「森の町内会」の運営に関する協定を締結します。
 
「森の町内会」は、通常の紙代金に間伐促進費を付加した「間伐に寄与する紙」を環境貢献として企業等が購入することにより、健全な森林を育成するための間伐と、間伐材の有効利用を促進する仕組みです。間伐促進費の全額が間伐の促進に活用され、間伐材が紙資源として有効利用されます。
 
環境NPOオフィス町内会は、事務局として、大阪を中心とした企業等へ「森の町内会」を支援してもらうための提案活動及び間伐促進費の管理を行います。西粟倉村は間伐促進費を活用して適切な間伐を実施し、日本製紙岩国工場が間伐材を受け入れ、「間伐に寄与する紙」を生産します。
 
この協定により、三者は相互に協力して、地球温暖化の防止、生物多様性の保全、水源の涵養、保健休養の提供など、森林の持つ多面的な機能が発揮されるよう、「森の町内会」活動を推進していきます。
 

 
以上