1996年11月29日

日本製紙・三井物産、オーストラリア南部で植林事業に着手

日本製紙株式会社

日本製紙及び三井物産は、オーストラリア 南オーストラリア州南東部・ヴィクトリア州南西部(グリーントライアングル地区)において、南オーストラリア州第一次産業省(PISA)と共同でユーカリ植林事業を行うことで合意に達した。詳細は次の通りである。
 
事業名 : グリーントライアングル・トゥリーファーム・プロジェクト。
事業対象地区 : 南オーストラリア州南東部・ヴィクトリア州南西部にまたがる通称グリーントライアングル地区と呼ばれる農牧地。
ヴィクトリア州ポートランドより150キロ圏内。
事業開始時期 : 1997年より植栽を始め、2007年より伐採開始。
事業規模 : 1万ha、年間10万BDTのチップを生産、全量日本製紙が引き取る。
積出港はポートランド港。
 
日本製紙、三井物産は、針葉樹のラジアータパインチップを、すでにポートランド港より積み出し輸入している。今回のプロジェクトでは、既存の港湾設備、チップ設備の利用により、安定した事業を展開することができる。
なお、このプロジェクトは、日本製紙が掲げているトゥリーファーム構想の一環で、チリ、オーストラリア西オーストラリア州、オーストラリアヴィクトリア州、南アフリカに次ぐ5つ目の植林プロジェクトになる。

 
以上