1997年8月12日

新研究棟建設による研究開発センターの設立

日本製紙株式会社

日本製紙は、現中央研究所(東京都北区)の東側隣接社有地に新研究棟を建設し、2年半後の2000年春に、既存施設と一体となって機能する研究開発センターをスタートさせる。
 
現在、当社研究開発本部所属の3研究所は中央研究所(東京都北区)、商品開発研究所(東京都新宿区)、同研究所画像工学センター(埼玉県東松山市)及び岩国技術研究所(山口県岩国市)の4か所に分散している。今回新研究棟建設とともに、中央研究所の既存施設を改築して商品開発研究所の大型研究設備を移設し、合わせて研究開発センターとし、紙パルプ等基幹事業の研究開発機能を集約する。
新研究棟は地上10階、地下1階。実験室フロアー各階ごとに、試作製品の品質を迅速に評価するための恒温恒湿試験室を配置するなど、研究室の機能充実と効率化を図る。また、PRギャラリーや研修、発表会などを開催できる多目的ホールを設置し、21世紀の研究開発競争に柔軟に対応し、より総合力を発揮できる体制を目指す。さらに、住都公団豊島8丁目整備事業の一環として、隣接する隅田川スーパー堤防と接続したプロムナード建設に協力し、公団建物などの周辺環境との調和に努め、当社の新しい顔としてイメージアップを図る。
 
計画の概要 
・総工費  33億円(既存施設の改築も含む)
・新研究棟工期  着工:1998年4月、 完成:1999年9月
・既存施設の改築  着工:1999年10月、完成:2000年3月
・研究開発センタースタート  2000年4月  
・新研究棟基本設計
 主体構造  鉄骨造 又は 鉄骨鉄筋コンクリート造
 面積 敷地面積 5000平方m
     建築面積 820平方m
     延床面積 9300平方m
 規模 地上10階(軒高45.2m)、地下1階
 
参考
・現中央研究所  敷地面積 8900平方m  延床面積 8300平方m

 
以上