1999年2月23日

色上質紙すべて再生紙化
今春から、大昭和製紙の色上質紙すべて再生紙化

大昭和製紙株式会社

大昭和製紙本社工場富士は、都市近郊立地のリサイクル紙生産工場として、古紙処理設備の増強と再生紙の開発を進め、各品種、各グレードの再生紙化に取組んでいます。
このたび、大昭和製紙本社工場富士は色上質紙の全25色について再生紙生産を本格的に開始しました。
雑誌古紙(主としてグラビア古紙)の高白色化が技術的に開発されたこと、および、古紙処理設備の系列化を整備し古紙処理能力の増強が図れたことにより色上質紙への古紙配合が大幅に可能となりました。
当社の色上質紙は1979年(昭和54年)に上市、今年で発売20周年を迎えます。
その間、1995年(平成7年)5月から10色の再生色上質紙を発売していましたが、今春から、全25色の色上質紙すべてを再生紙とし品揃えを完了、販売を開始しました。
当社は社会的要請である古紙利用率向上に対応するとともに、再生紙の品揃えを強化・拡充し、今後ますます拡大される再生紙のニーズに応えていきます。
 
 
1. 商品名 大昭和製紙の色上質
 
2. 古紙配合 50%の古紙配合 (上級古紙と雑誌古紙)
 
3. 品質 従来品(バージンパルプ100%)と色相、印刷加工適性等品質は同等
 
4. その他 エコマーク(認定番号 第98107083号)を取得
 
 
以下はQ/A
 
1. 全色再生紙化が可能になった背景は、技術的な開発か、古紙処理能力の向上によるものか
 (1) 雑誌古紙(主としてグラビア古紙)の高白色化を技術的に開発
 (2) ファイバーフローの設置により古紙処理設備の系列が整備され古紙処理能力が向上した
2. どの程度の古紙利用率向上に繋がるのか
 色上質紙への古紙利用率が1.5倍になる
3. この製品に使用する古紙の種類は何ですか
 上級古紙、雑誌古紙(主としてグラビア古紙)
4. 品質に関するコメント
 パルプ100%配合の従来品と比較しても、色相、印刷適性等品質は同等です

 
以上