1999年3月15日

再生レセプト用紙を開発・発売

日本製紙株式会社

当社はこのたび、再生レセプト用紙を開発・発売いたしました。
レセプトとは、医療機関が診療費用を審査支払い機関に請求するさいの、診療報酬明細書です。この多くは最終的に光学読みとりの方法で機械処理されるため、これまで再生紙品は使用されていませんでした。しかし昨年、東京都立病院で再生品使用の方針が打ち出され、今後全国に波及すると思われます。

当社ではこうした再生紙化の流れに対応するため、機械処理に適応できるレセプト専用の再生紙を開発しました。 再生品でありながら、チリを抑え、従来品と同等の品質を維持しており、すでに実機テストを終え、支払い機関の品質テストにも合格しました。
再生レセプト用紙の古紙配合率は70%、白色度は約78%です。受注生産品で、巻取・平判、いずも対応いたします。

今後も当社では、古紙の利用率を上げるために、基本品質を損なわない範囲で、可能な限り再生紙化を推進してまいります。

 
以上